【ストレスフリー】脳内ホルモンの活かし方
前回、脳内ホルモンの働きについてお伝えしました。
リラックスした状態で、快感ホルモンの一種であるβエンドルフィンが分泌されている瞬間というのは、ストレスが克服された状態でもあります。
脳内の働きからストレスを解消しつつ、βエンドルフィンの分泌を促すには、どうしたら良いのか?
○1日・1日を楽しむ
○笑いを増やす
○入浴・呼吸法で、リラックス
○愛する気持ちと感謝の心を育む
○適度な運動
○好きな音楽や心地良い音楽を聴く
○おいしいと思うものや好きなものを食べる
これらを生活に取り入れることで、βエンドルフィンだけでなく、心の安らぎに関与して脳の機能を正常に保つセロトニンや、愛情や精神的安心感に関与するオキシトシンも分泌されます。
また、私たちの脳は、脳内ホルモンに限らず、隠されたパワーを持っています。
喜び、怒りなどの喜怒哀楽、感情を送受信することに始まって、記憶、筋肉の作動、自律神経の支配…とマルチな働きをしています。
脳内の細胞のどの部分がどんな役割を果たしているかは、ほとんど解明されていますが、脳全体のネットワークがどんな働きをしているのかについては、まだ未知の分野が多いです。
人間の脳は神秘的で、現実の情景と映像を区別するだけでなく、映像に関しては『自分の別世界』という感覚で捉えます。
このため、テレビや映画、VTRなどの映像を見ていくら感動し興奮しても、脳の細胞は活性化しません。
脳細胞はつねに冷静に映像を受け止めているのです。
それどころか、幼少年の脳細胞が増殖している時期、映像ばかりを観ていると、脳細胞の増殖スピードが鈍ってしまうのです。
このことは、ノーベル医学賞を受賞した米国の生物学者ヒューベル博士らによって、すでに実証されています。
脳細胞を増殖し、活性化させるには、本を読んだり、字を書いたり、臨場体験をすることが大切です。
それは、脳細胞は一方的な受信ではなく、双方通行でないと活性化しないからです。
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